
メーカー:BLOKEES(ブロッキーズ)
お値段:5,390 円 (税込み)
※ヨドバシカメラさんで購入した価格、Amazonとかだと4800円ぐらいで購入可
最近、作業用に流し見しているアマプラでTV版のエヴァが配信されている事に気づき、そういえばTV版の方ってちゃんと1話から最終話まで通しで見た事なかったな~と、一話から見直したら、エヴァ熱が上がってきた者です。
見終わった後に色々とネットでTV版の事を調べていたんですが、一番衝撃的だったのが元の放送時間が18:00台の夕方アニメだったこと
今までTV版の方って深夜アニメで放送されていたのかと思っていたのですが、深夜で放送していた方は再放送で本放送は夕方だったんですね。
こんなに重苦しいアニメを夕方から流すのも凄い気がする、、後半の方の話とか放送事故レベルなんじゃ・・(100%夕方アニメの内容じゃない)
そんなエヴァ熱が上がってきた状態でなんかエヴァのプラモが作りたいな~と思ってヨドバシさんをウロウロをしていた所で見つけたのが、この初号機のプラモ
メーカーは中国のメーカーで”BLOKEES”(ブロッキーズ)というあまり聞き覚えのないメーカー(輸入販売は童友社さん)でしたが、値段がお手頃だったのと海外プラモの新しい扉を開きたい好奇心で購入をしてみました。
今回はパチパチと素組での完成レビュー記事となりますので、購入時の参考などになれば幸いです。
パッケージや付属品など

パッケージは日本語表記がなく、パーツの誤飲防止の注意書き等は英語とフランス語で表記されてます。

ポージングの一例や付属品などが書いてあります。
表裏両面カラーなんでグッスマ系プラモデルみたいな作りの箱ですね

今回国産プラモと一番違うな~と思ったのがココ
国内メーカーのプラモの場合は大判のランナー板が数枚入っている部品構成となっていますが、本商品は小型のランナーが細かく袋詰めされた状態になっています。


パーツ類の中には着色済みで入っているパーツも多いのですが、塗装の精度は高く、本来水転写デカールなどで再現する小さい文字も印刷済みとなっています。

シルバーのパーツの成型色も良い感じ、一昔前の「ねずみ色」といわれる成型色ではなく、ウェルドラインも目立たない綺麗な銀色成型のパーツ

一部パーツはツヤ消しの処理がされていたりと、最近の国内メーカーの手法を取り入れていたりと良く考えて作られているのが分かります。
↑のパレットライフルは外のフレーム部分だけツヤ消し処理がされたパーツになっています。

プログレッシブナイフは柄の部分は刃の部分だけ黒い成型色なので、ここだけシルバーで塗装すると良いかもしれません、パレットライフルは3パーツという単純な構成ながらも塗装パーツと上記のツヤ消しパーツのおかげで色分け/質感ともに凄く良い出来

黒一色成型なので、銃身部分などは要塗装といった感じ、
新劇版では使途相手に豪快に弾丸をばらまいていましたが、撃破とはならなかったりと何かと不遇な感じのする武器です

専用のディスプレイベースが付属、初号機本体には3mm穴にあたる物がないので、バンダイのフィギュアーツシリーズのような挟み込み式で本体を保持するスタンドになります。

前述のディスプレイベースと組み合わせて使うパーツになります、足元のマークは印刷済みとなっています。アンビリカブルケーブルは硬めのリード線で再現

倒壊したビルのオブジェクト、こちらもディスプレベースの周りに設置して使用するパーツになります。

ハンドパーツは武器持ち手等を始めに、豊富な数が付属。
塗装済みのパーツで、軟質パーツで出来ているのである程度は自由に動かせるようになっていました。

使用用途はイマイチわかりませんが、綺麗なメタリックカードが付属。
一緒にディスプレイしてねって事でしょうか・・?
本体と可動範囲


パチパチと組み終わった素組の状態がこちら
か、かっこいい・・・
初めて触るメーカーの製品で正直あまり期待はしていなかったのですが、プロポーションはかなり良い感じです。
また、本製品はシールレスのキットになっているので、素組の状態でもほぼ完璧なレベルで各部の色分けが再現されています。(敢えて手をつけるなら、スミ入れするぐらいかな?)


腕回りの可動とか
肩の拘束具の問題で肩を上げられるのはこのぐらいまで、肩の拘束具は根元がボールジョイント接続である程度自由に動かせます、肘や手首は非常によく曲がりますね。

首は左右にグリグリと、この辺は他社メーカーのキットと同じくらの可動範囲でしょうか


頭部は下向き(うつむき)は不自由なく、上を見上げるのは頭部後ろの突起が干渉してしまうので、余り上を向いたポーズは苦手

顎(クラッシャー)は大きく開く事が可能で、口の中は設定どおり赤く塗装されています。


胴体部分は2か所にロールポイントがあるので、捻らせたり左右に曲げたりと大きく可動させられます。



前後可動も柔軟に可動するので、初号機特有の猫背ポーズや暴走時の咆哮ポーズなどにも対応可

エヴァ各機は元々下半身のデザインがスッキリとしているので、他メーカーの立体物でも下半身可動は優秀なのですが、本キットもとても優秀

脚はカカト落としが出来るぐらいの高さまで上げる事が可能

足首もよく曲がるので、足を大きく広げても接地性が良く自立も安定しています。
アクション色々


輸送台に乗せて
肩の拘束具を止める事はできないので、しっかりと輸送台に駐機した状態でポーズするのは難しめ


エントリープラグ挿入
エントリープラグの着脱ギミックも搭載されているのでアニメでお馴染みの出撃シーン遊びも出来ます。

ミサトさん「エバー初号機、発進!」
見てくださいよこの立った状態のシルエットの綺麗さ、、(立ち姿がカッコよすぎる)

色々な銃火器を使うエヴァですが、個人的にはやっぱりこのライフル構えてる姿が一番しっくりきます。


ちなみに形状のモデルになってるのは実銃のステアーという銃になります


凄い動くから、色々な射撃ポーズをするのが楽しい~


ちなみに展開状態は肩パーツを丸ごと交換することで再現します。



スパロボだとコレとパレットライフルが大体使いやすい武器で、よくお世話になります。


シャムシエルのコアを刺したシーン (あとでミサトさんにメッチャ怒られるんですよねぇ)

腕の保持力がメチャ強なので、こんな無茶なガトリングガンの持ち方でも腕が垂れ下がってきません


この武器も見た目は強そうなんですよ、見た目は・・・(劇中だと使途撃破数0)
アクション(30MMの情景ベースを使って)

バンダイの30MMシリーズの情景ベースと組み合わせてみたらサイズ感がピッタリだったので、使用した写真も何枚か







照明を暗くするとわかりやすいのですが、蛍光グリーンの部分は蓄光樹脂で出来ている為、暗所におくと光って面白いです。
記事TOPに使用した写真も部屋の照明を消して、小さいLED照明を一個だけ付けて撮影した物なのですが、良い感じにぼんやりと光ってくれてます。
今回サムネに使用した写真も部屋の明かりを薄暗くして撮影した写真なんですが、

情景ベースがマッチサイズという事はサイズ感はRG初号機と同じかと思うので、RG初号機に付属しているATフィールドエフェクトなんかも流用できそうです。

街中で使ったら後始末が大変そうなガトリングガン

二号機がいないので寂しいですが、一人ユニゾンキックで〆
情景ベースの中に仕事猫を派遣したんですが、4匹見つけられた人はいるだろうか・・
総評
評価:★★★★★ (★5で満点)
値段もお手頃で、優秀な色分けと可動範囲、、加えて各部関節の保持力もしっかりしているので様々なポーズも安定していてグラついたりヘタれてポーズが崩れると言った事もありません。
付属品の数々も豊富で、作った後に動かして遊ぶのも楽しい良キットとなっています。
私が過去に作ったエヴァ初号機のプラモ(バンダイ、コトブキヤ製)の中だとトータルバランスの良さはNo1かもしれない・・
あとは塗装をするモデラーとしては「全身がABS製」というのが少し引っかかったのですが、記事中にも書いた通り本キットは塗装をしなくても塗装済みパーツと色プラで、ほぼ完璧な色分けがされていますので、無理に塗装をする必要がないと思い、評価点からはスルーさせて頂きました。
昨今、悪質な海賊版ガンプラを販売するメーカーが問題視されている中国ですが、このメーカーみたいにちゃんと版元に許可を取って、日本のメーカーを通して販売している中国のメーカー製品は売れて欲しいところです。(キット自体も後発の強みを活かしてちゃんと過去のエヴァキットを参考にしているのが伺えてとても出来が良いですし)
私はエヴァのプラモはMODEROID版はまだ組んだ事がないんですが、あっちは出来はどうなんでしょう
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